ゴルフ場、ホテル、ショッピングセンター等の特殊な物件の評価をお受けしております。
不動産の価格は、経済の動向や立地の変化等と共に複雑・多様化し不動産の専門家でなければ不動産の価格を立証することは難しい作業です。
しかしながら、国家資格として不動産の鑑定評価を公に認められた不動産鑑定士が算出した価格は適正価格として様々な場面に疎明資料として活用して頂けます。
ゴルフ場の市場動向
ゴルフ人口の減少が叫ばれてはいるものの、経済産業省「特定サービス産業動態統計調査」によると、ゴルフ場の利用者数は増加傾向にあります。
以前は、高額であったゴルフ場のプレイフィーも比較的安価になってきたこともあり、インターネットで予約可能なゴルフ場もほとんどで、ビジターでも比較的楽にプレイ可能であることから、今後も一定の需要があるものと想定されます。
ただし、その反面、売上高は低下傾向にあり、収益性の低いゴルフ場の生き残りは厳しい状況となっています。
また、近年、再生可能エネルギー、特に太陽光発電(メガソーラー)基地化を目指す不動産会社や国内外の投資会社が営業中のゴルフ場用地や遊休地、開発が頓挫したゴルフ場開発用地・計画用地まで着目しており、平成25年頃から、その勢いが加速し、メガソーラー基地化するために営業中ゴルフ場の廃業が相次いでいます。
「ユーザーがゴルフ場を選択する理由には様々ものが考えられますが、一般的には立地、料金、コースの整備状況、難易度、プロトーナメントが開催されているか否か等があり、名門と呼ばれているゴルフ場ほど、料金も高く難易度も高い傾向にあります。
公益財団法人日本生産性本部の「レジャー白書」によればピーク時のゴルフ人口に比べ右肩下がりが続き最近はやや横ばいになっているようですが、程度の差はあっても全般的に減少傾向にあると思われます。その理由の1つは団塊の世代が75歳以上になる数年後にはゴルフをリタイアされる可能性が有るからです。
一方、ゴルフ場について考えれば平成初期のバブル崩壊前はゴルフ人口が増加傾向にあったので、新設されたゴルフ場も数多くありましたが、当時の過剰な設備投資や長引く不況による売上の減少等により、多数のゴルフ場が経営悪化による債務超過でゴルフ場を売却しているのが現状です。
ゴルフ場の市場は、立地、グレード、収入の安定感がある物件であれば、相応の需要が見込まれるものと想定されます。
不動産鑑定におけるゴルフ場評価の留意点
ゴルフ場開発が活発だった1980年~90年代までは地価も上昇傾向で、ゴルフ場の評価もゴルフ事業から入る収入のみならず会員権の追加募集による資金等を考慮するところがありました。
バブル崩壊前まではゴルフ場の評価は、不動産の資産価値を反映した積算価格を中心に他の収益価格等を参考に決めていました。最近ではゴルフ場の取引自体がゴルフ場の投資採算性を重視する傾向が強くなったこともあって、ゴルフ場の鑑定評価も収益価格を中心とした考え方が一般的になっております。
したがって弊社も最近のゴルフ場取引が投資採算性を重視する利回り重視型の傾向が強い事を踏まえ、鑑定評価書は収益還元法を中心とした実態に即した市場価値を求めております。
ゴルフ場の評価にあたってはゴルフ場の収益性の現状と将来の動向を細かく分析して鑑定評価の精度を高めるよう努めております。 弊社は、金融機関やゴルフ場の所有者から直接評価のご依頼を受けております。現在までゴルフ場の評価を数多く手掛けておりますので、ゴルフ場に精通していることもあって鑑定評価書の納期も他社に比べて早いと言われております。
ゴルフ場という特殊な物件の不動産鑑定により適正な価格、即ち適正な担保評価価値の把握を必要な時には実績のある弊社アプレイザル総研にご相談ください。
最近のゴルフ場評価依頼実績
- 神戸市北区
- 和歌山県白浜町
- 和歌山市
- 兵庫県宝塚市
- 滋賀県蒲生郡
ゴルフ場の鑑定評価の依頼
ゴルフ場とゴルフ練習場の鑑定を以前(2016年)、お受けしました。その前年(2015年)もゴルフ場とゴルフ練習場の鑑定評価のご依頼がありました。
どちらも金融機関が融資するにあたり、対象不動産の担保適格性や市場性等を吟味し、評価致しました。ゴルフ場の鑑定評価では、事業収支に基づく収益性を特に重視致しました。
ゴルフ練習場は、今営業されている限りにおいて高収益担っているところが多いですね。自然淘汰された生き残りの力のあるゴルフ練習場だからこそかもしれません。とても効率的に事業運営をされているようです。しかしながら、全般的にゴルフ場については、厳しいようです。
ここ7〜8年は、ゴルフ場の数は減少傾向にあり、また利用者数は平成21年をピークに減少傾向でしたが、近年は、やや回復しつつあります。
(グラフ引用:一般社団法人 日本ゴルフ経営者協会より)
ご依頼目的に応じ、お急ぎの場合、土・日対応等も、柔軟に行っておりますのでお問い合わせはフリーダイヤル、メール、FAX(06-6315-5125)等をご活用下さい。 期間間近の大量案件でも短期間で対応処理可能です。お気軽にお問い合わせください。
株式会社アプレイザル総研
不動産鑑定士・宅地建物取引士 小林穂積
不動産の鑑定・相続コンサルならお任せ下さい。皆様のお力になります
電話:0120-987-134 北浜駅より徒歩5分
著書:土地評価の実務 / 広大地評価の重要裁決事例集 / 広大地評価判定の実務