1.マンション転売過熱、築1年以内売り出し10年で3倍、価格上昇!!
中古マンション市場で完成後間もない「超築浅」物件の売り出しが増えている。東京・大阪で築1年以内に売りに出された物件は10年前の3倍を超える。投資家が転売益を見込んで短期で売買している。新築物件の供給減少により需要も高く、中古マンション価格上昇の一因となっている。実際に住みたい人が買えるように転売目的の購入を制限する不動産会社も出てきた。
不動産情報サイト「マンションレビュー」を運営するワンノブアカインド(東京・港)のデータを基に、2014年から24年1~10月の間に1都3県(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)と大阪府で売り出された中古マンションの築年月や販売時期を調べた。
24年1~10月に東京・大阪で売り出された築1年以内のマンションは1548戸と、14年同期に比べて3.7倍に増えた。通年換算でも3倍超となるペースだ。中古マンション販売全体に占める割合も1.89%と10年前(0.81%)から倍増している。一度も居住実績がない「新古」物件も含まれている。
(日本経済新聞2025.1.15)
2.マンション建築費過去最高、鉄筋加工費など増!!
建設物価調査会(東京・中央)が1月10日発表した2024年12月の東京地区の建築費指数は、マンションの建築費が3ヶ月ぶりに過去最高を更新した。人手不足で鉄筋を加工・組み立てする作業費などが上がり、コスト増につながった。
マンション(鉄筋コンクリート造)の12月の指数(速報値、2015年=100)は134.6と、前月に比べ0.7%上がった。鉄筋加工組み立てのほか、「電気機器や照明器具など設備にかかる費用も人件費が押し上げた」(同調査会)という。
マンション以外の指数では、オフィスビル(鉄骨造)と工場(同)がともに過去最高を更新した。住宅(木造)は139.5と、9月につけた最高値と同水準だった。(日本経済新聞2025.1.11)
3.京都駅付近に複合施設JR東海、60億円で用地買収!!
JR東海が京都駅近くで大型複合施設を開発することが1月21日、分かった。京都市が所有する約3200㎡の敷地を約60億円で取得し、2028年開業に向けてオフィスと商業スペースで構成するビルを建てる。京都駅の近隣では26年度に高級ホテルもオープンする。駅周辺で活発化する再開発の動きに合わせ、不動産ビジネスを拡大する。
地元関係者によると、京都駅から東に徒歩5分の場所にある市営住宅跡の更地をJR東海グループの不動産子会社が中心となって購入する。(日本経済新聞2025.1.22)
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